ヘルスケアセクターのサブセクターであるバイオテクノロジーセクターのETFである、BBH:マーケット・ベクトル バイオテクノロジーETFと、IBB:iシェアーズ NASDAQ バイオテクノロジー ETFの1年リターン・パフォーマンスが好調です。
BBHとIBBはいずれも、2020年5月末ベースで、3か月累積リターンで35%前後、1年リターンで、20%中盤から後半という高いリターンを示しています(2020年6月20日時点、ドルベース、etf.com)。
3か月の累積リターンは、全海外ETFのパフォーマンスランキングで5位と6位にはいっています(2020年5末時点、円ベース、MyIndex)。
コロナ関連銘柄として、熱く注目されるとともに、今後、驚異的なパフォーマンスを出しそうですので、このバイオテクノロジーセクターのETF、BBH:マーケット・ベクトル バイオテクノロジーETFと、IBB:iシェアーズ NASDAQ バイオテクノロジー ETFを紹介しておきたいと思います。
まず、どれぐらいパフォーマンス(累積リターン)が好調かをみてみましょう。
■驚異的なパフォーマンス(3か月累積リターン)
3か月累積リターンランキングです。
全海外ETF(日本の証券会社の取り扱いがあるものに限る、以下同じ)の3か月の累積リターンランキングで、なんとBBHは5位でリターンは16.2%、IBBは6位でリターンは15.4%です。あのQQQの12%を超えています。
わずか3か月です。驚異的なパフォーマンスです。
■驚異的なパフォーマンス(1年年率リターン)
最後に、1年年率リターンランキングで、全海外ETFの中でも、こちらもなんとBBHは8位でリターンは29.6%、IBBは13位で26.9%と、非常に良いパフォーマンスです。
このようにコロナ影響で不安定な市場状況でも驚異的なリターンをあげています。
ここまでのリターンランキング表は、「MyIndex」のデータを基に著者作成。
■ETFの概要
さて、どのような海外ETFなのか、概要をみてみましょう(出所:「MyIndex」)。
■ETFの価格動向
さて、値動きはどうでしょうか?ETF.COMでみてみますと・・・
5年
1年
3か月
5年の期間でみると、SPY(S&P500)との比較でもかなり劣るパフォーマンス・低調な株価推移でした。
ところ、本年3月、いったん、大きなドローダウンをみせたものの、以前の高値を軽く超えて上昇しています。
1年年率リターンでは大きくSPYを超えています。
このETF価格の強い動きは素晴らしいですね。
■累積・年率リターン
累積リターン・年率リターン(%、2020/6/20 時点、ドルベース)は、etf.comによれば次のとおりです。
1年年率リターンで、BBHは28.7%、IBBは24.4%と、驚異的なリターンですね。
■PE Ratio、PBR等各投資指標
etf.comによれば、各投資指標は次のとおりです。
PERが、BBHが63×、IBBが-534×と、非常に高い評価となっています。IBBにいたっては、EPSが負となっています。
バイオテクノロジーセクターらしく、期待先行なのか、きちんとした収益があがっていないともいえます。
組入銘柄の高い成長性を踏まえた評価になっています。
■組入銘柄
下の表は、組入銘柄で、BBHとIBBに組入れられている同じ銘柄を同じ色で塗分けてみました。
ほぼ同じ銘柄が組入れられていることがわかります。
さて、今回はここで力つきました。
これらBBHとIBBの上昇の原因や今後の上昇可能性について、別のコンテンツで、個別銘柄から探っていきたいと思います。
to be continued////
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