2020年6月28日日曜日

【VOOやめとけ】S&P500ETF VOO/SPY/IVVはやめてQQQにしとこうか!?

VOO/SPY/IVVファンの皆様、すいません。あらかじめ謝罪いたします。

本日は、米国株投資家の中でも人気の高い、S&P500インデックスに連動する海外ETFのVOO/SPY/IVVですが、それらをやめて投資するならQQQ(Invesco QQQ Trust)にしとこかという内容です。
米国株界隈では、VOO・SPY教信者とか高配当株ETF教信者の方が多いので、発信するのもちょっと怖いのですが、一つの意見・見方として冷静にみていただければと思います。
なぜ、QQQなのか?次の3つのことを根拠にしています。
1 S&P500を大きく上回る投資パフォーマンス(トータルリターン)

2 S&P500には不良(毒饅頭)セクターが多く含まれる
3 2010-19各年のトータルリターンの落ち込みはS&P500の方が大きい
特に2と3についてふれている記事はあまり見ないと思いますので、貴重な内容だと思います。
さて、それでは3つの根拠を説明していきます。


S&P500を大きく上回る投資パフォーマンス(トータルリターン)

QQQの投資パフォーマンスの良さについては多くのブログやyoutube動画で紹介されていますのでよく認識されているかたも多いとおもいます。
ここでは日本の証券会社が取り扱っている海外ETFの総合ランキングで、QQQの投資パフォーマンスの凄さを確認してください。
投資パフォーマンスは、一般的に年率平均トータルリターンを表示することが多いと思いますが、それではなかなかぴんときませんので、10年前に投資した1000万円が現時点でいくらになったかという数字を示します。
なかなか「なまなましくて」実感わきますよ。
さて、次の表では、海外ETFの10年の期間での年率平均トータルリターンと、1000万円がいくらになったかを確認してください。
SPYが10年で1000万円が3640万になったことになるのにたいして、QQQが10年で1000万円が?万円になった計算です。
わずか10年で?000万円弱の大きな差を生んでいます。

出所:「MyIndex」のデータから著者作成。年率平均リターンは円ベース、2020年5月末時点。
いやはや驚異的なリターンです。

QQQがどのようなETFなのかは星の数ほど、他のブログなどで紹介されていますので、このnoteではふれません。
5年の運用パフォーマンスも、参考までに株価チャートで見ておきましょう。VT、SPY、QQQ、VGTで比較してみました。
株価チャート
ちなみに、VTはVanguard Total World Stock ETFで、全世界の株式に時価総額加重平均で投資するETFで、海外ETF界隈では、人気が高いETFです。
VGTは、バンガード・米国情報技術セクターETFで、情報技術セクターのインデックスに連動するETFです。

株価チャートをみると、わずか5年でもS&P500 とQQQでは倍の差がついていることに驚きます。

このように、あなたが選択するインデックスや海外ETFにより5年後・10年後に大きな差を生みますので、的確な投資知識を得ることが重要です。

S&P500には不良(毒饅頭)セクターが多く含まれる

さて、ここからはS&P500 の構成セクターとそれらのセクターパフォーマンスを確認していきます。
ここでは、いかにS&P500に、投資パフォーマンスを下げるセクター(毒饅頭セクター)が含まれているかを確認いただきます。
まず、S&P500 の構成セクター
SP500構成セクター
出所:etf.comでのSPY組入セクターのデータをもとに著者作成
SPY組入セクター
Technology 31.37%
Healthcare 15.25%
Consumer Cyclicals 13.14%
Financials 13.03%
Industrials 8.42%
Consumer Non-Cyclicals 7.23%
Utilities 3.27%
Energy 2.95%
Basic Materials 2.37%
Telecommunications Services 2.11%
ちなみに、各セクターの意味はマネックス証券によれば次のとおりです。
Basic materials:素材、Consumer cyclical:景気連動型消費財、Consumer(non-cyclical):生活必需品、Energy:資源エネルギー、 Financial:金融、Healthcare:医療、Services:サービス、Technology:ハイテク、Utilities:公益事業
さて、問題はこれらS&P500を構成するセクターのパフォーマンスがどうかということです。
セクターパフォーマンス比較 -1年-

Fidelityによれば、セクターパフォーマンスは次のとおりです。まず1年のリターンをみてみましょう。
ここ1年で、S&P500インデックス自体をアウトパフォームしているのはわずか4つのセクターです。
他のセクターは、S&P500インデックスの足をひっぱっているということです。

3年・5年・10年のセクターパフォーマンスもみてみましょう。
セクターパフォーマンス比較 -3年-
ここ3年で、S&P500インデックス自体をアウトパフォームしているのはわずか2つのセクターです。

セクターパフォーマンス比較 -5年-
表略
セクターパフォーマンス比較 -10年-
表略
セクターパフォーマンスに関する小まとめ
S&P500 インデックスを上回っているのは、3つのセクターです。
他のセクターは当該インデックスの足をひっぱっています。
アンダーパフォーマンスセクターを避け、アウトパフォームしている3セクターに絞って投資すれば、あなたの投資パフォーマンスが向上するということです。

2010-19各年のトータルリターンの落ち込みはS&P500の方が大きい

さて、ここでは、2010年から2019年までの各年のトータルリターンについて、S&P500 とQQQを比較してみましょう。
あなたの「常識」に反して、S&P500のほうが大きく落ち込んでいることがわかります。

VT/SPY/QQQ/VGTの2010-2019年の各年のトータルリターン一覧

表略

そこでQQQ!QQQの構成セクターです。
さて、今回の詳細や続きは、次のnote
目次
S&P500を大きく上回る投資パフォーマンス(トータルリターン)
S&P500には不良(毒饅頭)セクターが多く含まれる
2010-19各年のトータルリターンの落ち込みはS&P500の方が大きい
VT/SPY/QQQ/VGTの2010-2019年の各年のトータルリターン一覧
そこでQQQ!QQQの構成セクター
考察
おまけ:各優良セクター「だけ」に投資できる海外ETF

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

【ABUS】Arbutus、たぶんRoivantに食い物にされるな。モデルナMRNAから金とっても・・・

  https://note.com/hsp_etf_fire/n/n8f88520f6571 【自分の投資のための備忘録】Arbutus Biopharma($ABUS)のモデルナ($MRNA)に対する特許・訴訟ガチャに人生かけてチャレンジ。そのための投資判断資料を集めれるだけ...